3月12日(月)
目が覚めた。前日引いた風邪がいまだ治っていない。
そんな体調だが、「四国を自転車で一周」という、決めた事は曲げません。
服をバッグに詰め込み、いざ、出発!
キコキコ自転車を漕ぐ、国体道路から渡辺通りへ、
中洲を横に見ながら、3号線へ。
やがて香椎の交差点。横断歩道がない。
どうやって渡るの??
見回すと、大きな歩道橋がある。
歩道橋の上り口を覗くと、あった。自転車用斜路。
押しながら、登る。登る。
最後はダッシュ。
ここでありがちな罠に引っかかる。
ガシャッ
「痛っ」
スネをステップに打ち付けた。
タンスの角に足の小指をぶつけるまで痛くないけど、地味に痛い。
「イッツーー。。」
しかし、後で分かる。この痛みはこの旅で最も小さい痛みだった事を。
宗像辺りを走っていると
ヒザにちょっとした痛みが走る。が、この時はまだ我慢できた。
迷いながら3号線から大分方向へ向かう為10号線へ。
歩道はきちんと舗装された上に広い。車1台軽く歩道に乗り入れられる。
ただ、痛い。ヒザが痛い。
ものスゴい痛い。
例えるならば、ペンチでヒザとヒザの皿を引っぺがすような。
万力でギリギリとヒザの皿を引きちぎるようなギリギリとした痛みが走る。
これが、痛い。
自転車を漕ぐ際、片方の足が伸びきる瞬間、
もう片方の足が曲がる。
この曲がった足を伸ばそうとした瞬間に激痛が走るのである。
痛みに耐えながら考えてみた。
どうやったらこの痛みを和らかせながら走る事ができるだろうかと。
そこで一つの理論が頭によぎった。
曲がる瞬間の痛みを短くすればするほど、痛みは少なくなるのではないか。と。
机上の空論では意味が無い。
早速実行。太ももに力を入れ、踏ん張る為にグリップを力強く握る。
漕ぐ。漕ぐ。力強く。そして速く。
「そうだ風になるんだ!」
グングン漕ぐ。しまいにゃ立ち漕ぎだ。
痛みは理論通り少ない。
「いける。いけるぞ!!!!!!!」
「うおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
欠点があった。その理論には。
体力が続かない。。。
諦めました。
痛みに耐えながら、自分のペースで漕ぐ事にします。
歩道の幅が自転車1台分になろうとも、ひたすら漕ぎ続ける。
大分までの距離が100kmを切り、90kmを切り、
やがて残り70kmを切った所までやってきた。
しかし体は正直。もう今日は体を休める事にした。
ホテルを見つけ、部屋に到着。
風呂に入り、癒される。
"ヒザよ。これで明日には治ってくれ。"
風呂から出てすぐにベッドへ。
すぐに眠気が襲ってくる。