MediaFiveCo.-TECH 夢に近づくためにできることから始めてる。
Eriya hour
「私をスキーに連れてって・・・その後」

「サッポロコクサイ」は、山頂付近を除いて「滑降不可」になったようです。

http://www.sapporo-kokusai.jp/gelande/

「連休明までにもう一度スベリタイ!」という私のセツナイ夢は残念ながら難しい模様です。

下世話ですが、ウィインターシーズンでないとき、「コクサイ」のクボタインストラクターはどうやって生活しているのでしょうか。「夏季限定プログラマー」ってサッポロでなら可能な気がします。夏働いて冬滑る。こんな生活いいかも知れません。「南の島移住計画」より健全な気がします。


・・・・・・・・・・・・・・・閑話休題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


私とクボタさんと乗せたリフトが「メルヘン第1リフト」の終点に着きました。小屋が見えると、スキー板を引っ掛けないよう上向きにし、足が地面に着くや否や滑ってリフトから離れます。かつて私が子供の頃、私の母がリフトから落ちたことがあるので、緊張の一瞬です。二代続けての転落は勘弁して頂きたいです。

資料によるとメルヘンコースは「平均斜度7°最大10°」だそうですが、私にはりっぱな崖に見えます。バンジージャンプのジャンプ台に初めて上った気分は間違いなくこんな感じです。わざわざ雪山登って、こんな崖を、しかも滑って降りるような事をしなければいけないのか、意味がわかりません。テレビのバラエティー番組で「飛び込み台」から下のプールにどうしても飛び込めない芸人を笑った事を、今更ながら反省しました。もう笑いません。無理!リフトに乗って引き返そうとした時、声が聞こえます。「ウエノさ〜ん、行きますよ〜。」

1時間半後、私たちは地上に立ち降りました。

「これは私にとって小さな一歩だが、人類にとっては大きな一歩である。」アームストロング船長のことばを、いみじくも思い出しました。この時の艱難苦難は文章では表現できません。「艱難汝を玉とす。」玉となった私のウェアは外(雪)も中(汗)もぐっしょりです。たまったもんではありません。昼食の時間ですが、疲労で全く食欲がありません。みんなが楽しそうに歓談している脇で、なんとかコーラとソフトクリームで糖分補給をしました。

レッスンは後半の部に移ります。

「せっかくですから、山頂に行ってみませんか?」クボタさんは私のクラークネガティブな気持ちを知ってか知らずか、明るく提案してきました。『サンチョー?さっき行ったじゃん!』いえいえ。メルヘンコースはあくまでも「初級者の山頂」で、「標高1281m朝里岳山頂」の少し下に位置する「標高1100m地点」が「コクサイの山頂」なのです。山頂カフェ「カッコー」があり「上級者たちの溜まり場」となっています。私の事前の楽天的甘あま計画では、レッスン三日目「カッコー」でアフタヌーンティーを頂いて、ダウンヒルコースを滑り降りることになっていました。現実を知った今、「カッコー」には騙されません。

「行きます、と言ってない」私を連れたクボタさんは、「頂上行きゴンドラ・スカイキャビン8」に乗ります。動く8人乗り冷蔵庫です。『「8人乗りだからキャビン8」って付けたんだろう』って意味なく因縁を付けたい気持ちを抑えます。冷蔵庫の中につき会話は弾みません。キャピン8は粛々と朝里岳を登って行きます。

当日は非常に晴天で3月のわりに暖かく風もなく、コクサイにいる「私以外の」人たちにとっては絶好の「スキー日和」でした。朝里岳の山頂も「手稲山」の鉄塔もクッキリと見えました。今から思えばとってもラッキーだったのに、目前の試練に心を囚われて感謝の念を忘れたことを深くお詫び申し上げます。

1時間後、私たちは再び地上に降り立ちました。


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北海道の小学校では数年前までは「スキー」が必須だったそうです。ですから北海道の人にとっては「歩く」のと同じように自然にスキーができるようになるのでしょう。この日私は「コクサイで最も下手くそ」なスキーヤーでした。しかし、帰りのバスの中で膝が痛くてたまらないにも関わらず、また滑りたくなっていました。それは「スキーが好きになった」というより、「何かつかみ掛けたスキーの「コツ」を自分のモノにしたい」という欲求です。自転車に乗れるようになれるかなれないかの小さき日の、忘れていたあの欲求です。

2日後会社の仲間たちと再びコクサイにきた時、メルヘンコースは10分で下れるようになっていました。滑り切ってはリフトで登りまた滑る。おそらく1日で10回以上リフトに乗ったと思います。でもただ滑ってはもったいないので、クボタさんから言われたことが出来るよう、何回もターンを繰り返しました。

1.斜滑降中は、なるべく板を平行にする。
2.ターン位置が近づいてきたら山側板ボーゲンで減速し、ターンのきっかけを作る。
3.体が谷側(正面)を向いたところで、外側(谷側)板のスネをブーツの内側に押し付けるように加重し更にターンする。
4.その後山側板を持ち上げ、板を平行にする。

2.3はかなり出切る様になりましたが、1.4.はまだまだです。もう一回行ければ1.〜4.まで出来そうな予感がずっとしています。それが連続してできれば「初級」卒業です。ことしはもうムリでも、来年こそはもっと上達し、

「後から来た社員の前にパラレルでシャーっと横向きで止まり「イラッシャイ!」と言う」

野望を達成したと思います。

ありがとう、コクサイのクボタさん。来年もヨロシク。

Last Update : 2008/04/30
 
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