メディア5 CEO 上野英理也
今年も残りあと僅かになりました。今日は会社で大掃除です。
創業して11年目に株式公開を果たせたことが、まずは今年最大の
トピックと言えます。上場してみると、業績に対する責任を一段と重く感じ、
気が重くなることもありますが、当面の夢であった株式公開が実現できたことを
今は素直に喜びたいと思います。
「夢」といえば、松坂投手がレッドソックス入団会見で、
「実現しないのが夢なので、ボクは目標と考えています。」と言ってましたね。
記者に「夢が実現した感想は?」と質問されてカチンと来たんだと思います。
松坂投手にとって大リーガーになることは一つの目標ではあっても
決して「最終的な唯一の夢」ではありません。入団は単にスタートラインに
立ったことを意味するに過ぎません。これからが彼にとって本当の本番です。
年間30試合以上・1試合100球として三千球以上投げ実績を出してこそ
「(少しは)夢が実現した」と自分で思えるのです。1球も投げていないのに
「夢が実現した」なんて言って欲しくなかったのでしょう。
「上場して何か変わりましたか?」と聞かれます。IT企業と言えば
LD社やRT社が良くも悪くも有名なので、一般の人たちは上場すれば
「社長は創業者利益を得て億万長者」「会社は多額のキャッシュを得て、
M&Aで業績拡大だ!」と思われています。
しかしながら、我がメディアファイブは
「上場企業3700社中、時価総額3700位」「本年度公開した188社中、
資金調達額188位」他社をM&Aするどころか、ちょっとした個人金持ちなら
買ってしまうこともできます。社長も「持ち株比率16%」の極めて弱い立場。
「自社株売って、ザクザク」なんて出来るわけありません。会社をM&Aの
危機にさらし、自分の首が飛ぶかも知れないのになぜ公開したのか。
一言で答えるなら「メジャーになりたい。」からです。
しかも単なる「メジャーの一員」になるだけでなく、メジャーで大きくなって
本物の『メジャー』になりたいからです。野球は松坂ほどうまくはないので
大リーガーになることは出来ませんけど、ITの世界なら松坂より得意です。
松坂が「100億円」ならメディアファイブは「目指せ100億円」です。
実は私たちは「D−Mac」と同じ舞台に立っているのです。
しかもD−Macはまだ1球も投げていませんが、メディアファイブは既に
先発で毎試合出ています。
夢は実現すると夢で無くなりますが、また新たな夢を見ることができます。
新しい夢を実現するには、気持ちを新たにしてまた一歩を踏み出すことが
大切です。松坂投手が1球1球投げるように、私たちの日々の地道な努力が
一歩一歩もっと大きな夢に近づきます。
年末の大掃除で一年間の垢を洗い落とし、お屠蘇でほろ酔い気分になったら
初夢で大きな楽しい夢を見てみませんか。そして一緒に夢に向かって
一歩一歩着実に歩いて行きましょう。