『Firefox』
今回はInternetExplorer(以下、IE)にとって変わる勢いのブラウザ「Firefox」について触れてみたいと思います。
米国時間11月9日午前1時にFirefoxブラウザのバージョン1.0がついにリリースされました。
このブラウザはMozilla Foundationのオープンソース開発プロジェクトから生まれた無料のウェブブラウザで、
様々なOSで使えます。
Mozilla Foundationといえば,その前身は米Netscape Communicationsのオープンソース・プロジェクト。
IEからのシェア奪回を図るべく誕生したプロジェクトでしたが,
その目的は達成できず,数々の不運ともいえる道をたどってきました。
「Firefox」の道のりも決して楽なものではなく、商標問題から最初の「Phoenix」から「Firebird」へと
2度にわたり名称を変更して、この「Firefox」という名前に落ち着きました。
簡単にこのブラウザ特徴をまとめてみます
■主な特徴
・Geckoエンジン採用
Internet Explorerのセキュリティ上の脆弱性(ぜいじゃくせい)の影響を受けることがないので、
比較的安心してブラウジングすることが出来ます。
・多彩なテーマや拡張機能
テーマ・拡張機能はユーザーの手により数百作られており、
自分で好きなように付け加えることも可能です。
・無料
完全に無料。
・ポップアップブロック
ポップアップ防止機能を向上。必要に応じてポップアップ広告を表示することも可能。
・ロゴ&アイコンがかっこいい
筆者の独断と偏見です!
すでにご存知の方も多くいっらしゃるであろう、このFirefoxですが、
なぜこのように注目されているのでしょうか?
実はFirefoxのダウンロード件数が、11月のリリースからわずか1カ月余りで1000万回を越えました。
Mozillaでは、IEに対するセキュリティ上の懸念が高まったことが、
このような成功につながっていると話しています。
現在開発されている多くのフリーブラウザはIEエンジンを採用しているため、
IEとの互換性は強いのですが、同時にセキュリティ上の脆弱性まで、受け継いでしまっています。
『OneStat.comの調査によると、Firefoxの市場シェアは5月と比べて5%増加し、
11月には7.4%になったという。
逆にIEはシェアを減らし、ついには90%の大台を割り込んだ。
この調査によると、IEの市場シェアは11月第3週の時点で88.9%まで低下したという。』
これは大事件です。あのIEのシェアが90%を割ってしまったのです。
WEB開発に携わるエンジニアの方は重々承知だと思いますが、
WEBシステムのプロジェクトは基本設計の段階で対応ブラウザ・バージョンの決定を行い、
開発を進めて行きます。
これはブラウザの種類とバージョンにより表示が変わってしまったり、
JavaScript等の静的コンテンツ内での挙動が違っているからです。
もうお気づきですよね?
これまでは動作対象のWEBクライアントとしてIEは外せないものでしたし、
『IE限定』であったりしました。
このブラウザがもしかすると近いうちに『Firefox』になるのかもしれないのです。
仕様書に『動作対象のブラウザはFirefox1.0とする』なんて記述が載る可能性が出てきました。
文頭にも書いたとおりFirefoxのバージョンはまだ1.0です。
まだまだこれからです。しかし市場シェアの数字は無視できない値を指しています。
機会があれば是非使ってみるのもいいかもしれませんね。
[Firefoxまとめサイト]
http://firefox.geckodev.org/