私の懐かしい友人のお話です。
中学1年生の中頃に、お父さんの転勤で
まりちゃんが引っ越してきました。
まりちゃんは東京生まれ。
2年間タイに住み、再び東京、そして福岡へ。
クラスは違いましたが、部活動が同じということで
すぐに仲良くなりました。
とても明るいまりちゃんは、標準語を巧みにあやつり、
お家の中はタイ風でなんともエキゾチック。。。
家族はどこかゆったりとした振る舞いで(私にはそう
見えたのです)、食事の前にはキリスト教徒らしく、
静かにお祈りを捧げるのです。
純和風の片田舎しか知らず、信仰心など持ち合わせていない
私にとって、そんなまりちゃんはとてもまぶしく素敵な
存在に思えました。
・・・・・
月日は流れ、私もまりちゃんも中学3年生。
当時私は、1番行きたかった高校とは違う高校への進学が
決まっていました。
自信がない為に第一志望ではなく、受かるであろう公立高校を
受験したのです。
そのことでとても後悔していました。
まりちゃんは卒業と同時にまた東京に引っ越すことになりました。
卒業式の日、まりちゃんが最後にくれた手紙の中には、
聖書の一節だと言ってこんな言葉が書いてありました。
『あなたが行こうとする道が、あなたにとって一番いい道』
私の後悔の念など知るはずもないまりちゃんからの
この言葉は、その時の私を心底元気付けてくれました。
そしてその言葉通り、とてもいい高校生活を送ることが
できました。
今でも悩んだ時には、この言葉を思い出すことがあります。
と同時に、あの素敵なまりちゃんのことも懐かしく
思い出している私なのでした。
また会えるといいなぁ。。。